【2冊目】本はぜんぶ読まない!人生のタメになる読書法とは 『レバレッジ・リーディング』
明日は月曜日。。。とりあえずこれ更新したら鳥貴族に飲み行ってきますわ。。。
今回はいわゆる読書法指南の本。僕読書法の本って結構読んでるんですよね。
(効率的な勉強法を調べることに熱心で勉強自体を怠ってる受験生みたいですね)
こんな人は読んでみて
・本を読むスピードが遅いなと思っている人
・なかなか多くの本を読めない人
・本を読んでる途中で挫折してしまう人
・せっかく読んでもすぐ内容を忘れてしまう人
一つでも当てはまる人は読んでみる価値あると思います!
一般的な読書へのイメージが壊されて今までの悩みが吹っ飛びます!
本は全部読まなくていい!
一般的な読書といえば小説のように最初から最後まで読むことだと思います。
でもそれが悪夢の始まり。。。本を一向に読み終えることができないのです。。。(少なくとも私は)
本書では「読書は目的意識を持ちながら読み、必要としていない情報は切り捨てること」=「流し読み」を勧めています。
本には多くのことが書いてあり、そのどれもが示唆に富んでいて、読み飛ばすなんてもったいない!と思ってしまいます。私も貧乏性なのでそう思ってしまいます。
ですがパレートの法則、というものがあるように、実際は自分にとって重要なものは全体から見るとごくわずか。
たとえば、本の中で太字になっているものだけを流し読みした時と、もう一度全体を1行も読み飛ばさず読んだみた時で、大きな違いはそこまでなかったりします。
本を読むスピードが遅いんだよなぁって方や、どうしても読んでる途中で挫折してしまうって人は、一度、「必要なところだけを探して読み、必要のない箇所は読み飛ばしてしまう」という読み方をチャレンジしてみてください。
速いスピードで読みこなすことできるようになり、必要な情報だけを取得することができ、読書の回転率を上げ、有益な情報をどんどん得ることができます。
実際にどうやって読んでいくか
具体的なやり方
①本を読む前に読む目的を明確化する(何を得たくて読むのか?)
まずはなぜその本を読むのか?をハッキリさせます。
そうすることで読まなくてよい部分と読む部分を峻別します。
もし目的が明確化できなければ読まなくてよい本ですし、明確化しても読む部分が全然でてこなければそれもまた読まなくてよい本です笑
ここが早く読むには最も重要な部分。
しっかりイメージしましょう!
②制限時間を設ける
書籍すべてを読むのに1時間や2時間など、制限を設けてタイムリミットを意識しながら読み込みます。
時間制限を設けてダラダラと不必要箇所も読んでしまうことを防ぎます。
著者は通常の本なら1時間程度、厚い本や初めて読むジャンルの本は2時間程度の制限を設けているとのこと。
③全体を俯瞰
まずは目次をチェックして、書籍の全体的な構造を把握します。
章立ての最後にまとめがある書籍なんかでは、まとめを先に見ることも概要の理解に役立ちます。
④読みに緩急をつける&ココ重要!と思ったらマークする
実際に読む際は同じスピードでだらーっとは読みません。
不必要なところは読み飛ばし、重要なしっかりと読み込んで読むスピードに緩急をつけます。
必要・不必要をどうやって区別していくかというと、段落の最初の数行を読んで必要そうなことが書いてありそうであればゆっくりと読んでいき、そうでなければ横に斜めというよりは横にだーっと読み飛ばしてしまい次の段落に飛びます。次の段落からも同じように最初の数行を読み、何も引っかかるものがなければ同様に横読みをしていきます。
こうして重要なところだけをサルベージするイメージをで、ハイスピードで読んでいきます。
特に重要なポイントがあればドッグイヤーや線を引くなど、後で見てすぐわかるようにしておきます。
実はここが一番大事!読み終わった後のフォロー!
読書を実生活に生かしていく上ではここが一番重要かもしれません。
人は忘れる生き物です。
読んだ直後は熱い気持ちがありますが、一週間もすれば「あー、なんか良いこと書いてあった気がするんだけどなーなんだっけ??」というレベルまで記憶が後退していきます。
こうなってしまってはもはや読んだ時間が無駄であったと言わざるを得ません。。。
そうならないためには読んだ本のエッセンスをメモとして残し、エッセンスだけを後でいつでも見れるようにしておくことが重要です。
読んで”知っている”、と”できる”では雲泥の差があります。
知っている、からできるへ転換していくにはメモに残したエッセンスを思考に沈着させ、行動レベルで体現できるようにしていかなければなりません。
そのためにもメモは必須といえます。
本書で紹介されている方法は至極簡単で、読んだ本に残したマーキングやドッグイヤーを一か月ごとに後でA4サイズにパソコンでまとめてプリントアウトしておく、です。
自分だけが見るメモですので、自分がわかればいい、ぐらいの気楽な気持ちでまとめるのが良いと思われます。
本の選び方
最後に本の選び方ですが、自分に合ったレベルの読みやすい本が推奨されています。
読みやすい本として体験型の本が推奨されています。
体験型の本は自分の生活に直接的関係が強く感じられ、また実生活に活かしやすいことからも敷居が低いとされています。
(執筆にかかった時間:130分)
【1冊目】服って何でこんなにセールで安くなるの?服屋を見る目が変わる。アパレル産業の今までとこれから。『誰がアパレルを殺すのか Kindle版』
ちきりん氏も推薦の一冊。帯にでっかく「ちきりん」と書いてあったので途中まで氏の著作かと勘違いしてました。見かけた本屋でも平置きされていて話題の本ですね。
ざっくり本書を要約すると…
- アパレル業界は低迷している
- 原因はお客志向を怠たり内輪の論理に執心したこと
- 顧客不在の現状を打破し、”変わる”ことが必要
アパレル店員の労働実態(給与の低さやブランドのターゲット年齢を超えた時の処遇など)が知れ、今まで何となく通りすがっていたアパレル店の見る目が変わります。
また、アパレルの原価構造への言及もあるので「大枚はたいて買ったセーターが少し経つとセールで半額以下になってるのは何なの。。。」という疑問が解けること間違いありません。
アパレル業界は不振に喘いでる
国内 アパレル の 市場 規模 は 1991 年 に 約 15・3 兆 円 あっ た が、 2013 年 には 約 10・5 兆 円 に 縮小 し た。 ここ 数年 は 訪日 外国人 による〝 爆 買い〟 特需 が 底上げ し て いる と 見 られ、 これ を 除け ば 既に 10 兆 円 割れ し て いる 可能性 が ある。
杉原 淳一; 染原 睦美. 誰がアパレルを殺すのか (Kindle の位置No.176-178). 日経BP社. Kindle 版.
他業界にもれずバブル崩壊~リーマンショックを経て市場規模は年々縮小。
ファストファッションに代表されるように消費者は安くてよいものへとマインドがシフトしていき客単価も下がっていった。
だがしかし…!!なんとアパレルの国内供給量は年々増えているのであった…!!!
セールで安くなりすぎ?アパレル業界のコスト構造
上述の通り市場はシュリンクしてるのに供給量はむしろ増えている…
それはアパレル業界特有のビジネスモデルに理由があります。
バブル崩壊後一気に消費が冷え込みましたが、そこで躍進を遂げたのがユニクロを代表とするファストファッション。
彼らの成長のカギは中国での工場生産による人件費の抑制と大量生産によるスケールメリットを活かしたコスト削減でした。
彼らの成功を横目で見ていた他のアパレルメーカーは二匹目のドジョウを得んと中国での大量生産を模倣します。
原価を下げるために商品を大量生産し、百貨店やショッピングセンターなど様々な場所へ供給することでなんとか売上を確保。
当然大量の不良在庫が発生しますが、流行が重視されるアパレルは早く売り切らなければなりません。
結果として
「気に入った服があり定価で購入。その後セールで同じ服を見かけるとびっくりするほど値下げされてる…」
なんてことが往々にして起こっています。
買いたい服がない…顧客不在のアパレル業界
目先の売上に執心し、顧客が求めていない商品を大量生産して市場にばらまき売上を作る。
この非合理的な過程では無駄なコストが発生しますが、
アパレルの定価にはこの”無駄に生産される製品コスト”も上乗せされているのです。
販売価格に占める原価の割合は低くなり、値段の割にクオリティが低い商品が並ぶ市場が形成されていきます。
サエコと恋仲になったあの社長...躍進している企業もある
一方で躍進を遂げている会社もあります。
アパレルネット通販サイト『ゾゾタウン』を運営するスタートトゥデイです。
2017年3月期の売上高は700億を越え、年々右肩上がりの売上高と営業利益を記録しています。
アパレル不振とは無縁の同社の成長のドライバーは「顧客ニーズ」と「サイト内に出店するアパレル企業の声」の双方をサイト作り反映したことにあります。
ゾゾタウンには数々のアパレル企業・ブランドが取り扱われていますが、そのすべての洋服のサイズを測り直し、異なるブランドでも消費者が簡単にサイズを比較できるようにしました。
また、出店するアパレル企業にもメリットを享受。百貨店に支払う受託手数料よりも安い値段を提示。結果参画するブランド数は増え、消費者の選択肢は格段に広がりました。
本書で紹介された企業で服買っちゃった
本書の中でスタートトゥデイとともに成長企業として紹介されていたのが「STUDIOS」や「UNITED TOKYO」など日本初ブランドを世界に発信する株式会社TOKYO BASEです。
TOKYO BASEが他アパレルと異なるのは原価率が高いことです。
国内アパレル不振の元凶は原価率を少しでも下げるために、中国での大量生産へと熱を上げ、結果的にクオリティーの低い商品だらけの市場を作ってしまったことです。
一方、TOKYO BASEでは高い技術を持つ国内の工場と直接取引しており、海外生産に比べて発注から市場投入までリードタイムが短くて済むことから市場の需要に柔軟に対応できます。
定価による販売で売り切ることを前提で生産し、余計な在庫を持たずセールによる投げ売りを行わないことにより、結果的に高い原価率でも利益を出せるようにビジネスを構築しています。
値段の割に質の良くない服に不満たらたらだった私は早速オンラインショッピングサイトをチェック。
質が高いだけでなくデザインも十分。。。
結局その日のうちにシャツを2着買ってしまいました。。。。
【はじめに】 読書1000冊の先に何があるか
はじめまして『まはとま』です。
このブログは30歳を目前に控える(先月くらいに28歳になりました)が、30歳までに「人生通算での読書1000冊」の達成を目指すブログです。
人によってはかなりレベルの低い目標ですが、2年間の制限付き(200冊/年)でがんばります。
なぜ読書1000冊を目指すのか
子供の頃から文字だけの小説などではなく漫画を読んでいました。
1996年から2005年までは毎週ジャンプを購読し、特にやることもなかった僕は週刊少年ジャンプを6周ぐらい読んでいました。日本語は週刊少年ジャンプから学んだと行っても過言ではありません。(特に1999年35号は中学生の間で「公式エロ本」だった『I's』の○○○シーンがあり、長期に渡り保存したものです)
そんな私がなぜ本を1000冊も読むのか。。。その先に何があるのか。。。
・現状の生活への焦燥感
私は今しがない会社員をしておりますが、しがないはしがないなりに、しがない残業などあり、時間的には余裕がない日々を送っております。
しかしながら時間に余裕がないと目の前の仕事で手一杯になり、自分のステージを上げようという意識は生まれず、それはもうしがない会社員一直線の人生を歩んでは立ち止まっている人間です。
そんな会社員人生を6年も進み。。。。「あ、なんかやばいのでは?」という焦燥感から何かやっとくべや。。。思い立ったのでした。また下記の記事を読んだのも一因です。
「社会のために役立つことはもちろん大切である。広告会社で、クライアントのために頑張ることは、世の中のために働くことである。だが、長い目で人生をみなさい。君を働かせるのは、君自身であるべきだ。お前のクライアントは、お前だ」
その一言でわたしは、会社の仕事に関しては落ち度がないように勤めることを前提にしながらも、仕事が終わった深夜に、毎晩一冊づつ本を読むことを自分に義務づけました。それは、わたしが得意なこと、物心ついてから変わらない習慣を見回したところ、文章を読むことぐらいしかなかったからです。
言われてみれば、現在の私は会社のためだけに頑張っており、自分のための頑張りなんかはなにもしていない状況でした。会社のためだけに尽くして、もし会社が倒産するととなったらどうするのでしょう
・知識が増える。世の中のことをちょっぴり知った気になれる
図書館や大きな書店なんかに行くと歴史や、自然科学、哲学などその幅の広さ、量の多さに「世の中のことをわたしはないも知らないんだ...私はなにも知らない...知らない知らない!」と頭を抱えて地面に膝から砕けそうになりますよね?
1000冊ちょっぴり読んだだけで世の中のことが分かるとは思いませんが、少しの一里塚になるのではないかと思ったのです。以下に引用する「学問の地図」をぜひ体験したい。
多読で重要なのは個々の本そのものよりも、多読を通じて頭の中に構築される「地図」のほうだからだ。
まずは多読で地図を作る。自然と自分の関心が地図上のどこにあるのか見えてくる。それから少数の本の「精読」に移ればいい。
通算読書1000冊はあと何冊なのか
ざっと適当に計算すると今までの読書数は600冊と推定し、残り冊数は400冊。
現在28歳なので年間200冊は読むこととします。
年間200冊ですから月16~17冊、週約4冊、日に0.6冊となります。
文庫本の平均ページ数を400ページとすると一日240ページを読破することになります。
えっ、つらぁ。。。
読んだ本はここに感想を書きます
良い本でも悪い本でもここに感想を書きます。一字一句読んでるとこの冊数はきついので要所を拾い読みすることにはなると思いますが、上記の通り、アウトプット力の養成のため全書感想を書きます!
みなさんも一緒に頑張りましょう
お読みいただいた皆さんの中でも「活字だけの本ってなんか苦手なんだよな。。。」「趣味にしたいんだけど続かないんだよな。。。」という方がいらっしゃると思います。
このブログでは読書を続けるコツや、読み方、読みやすい本の紹介などできればと思いっていますので、読書苦手な方も一緒に1000冊目標にやってみませんか。